ご挨拶

熊本大学 馬場秀夫(背景グレー)この度、第 35 回 Microwave Surgery 研究会を平成 28 年 9 月 16 日(金)、17 日(土) の 2 日間、熊本市のメルパルク熊本にて開催する運びとなりました。

この Microwave Surgery研究会は 1983 年大阪市での第一回開催から、今回で 35 回目を迎えますが、熊本の地での開催は初めてということになります。

マイクロ波はその特性を活かし、我が国における凝固療法に大きな役割を担ってきました。電磁波やラジオ波の波動特性の研究・解明が人類に貢献してきたといえますが、「波」といえば今年は重力波の歴史的発見が大きな話題となり、まさに時代のうねりを感じるところです。そこで、今回のテーマは、これまでの実績を振り返りつつ、現在の新しい流れをとらえるという観点から「アブレーション治療の歩みと潮流」と致しました。様々なwaveの積み重ねが大きな波となり、その潮流から次代への方向性を見据える研究会にしたいと考えています。

特に、超高齢者社会を迎える我が国において、低侵襲な治療技術としての応用がこの分野には期待されており、本研究会でマイクロ波治療や近縁領域における様々な技術とその臨床応用についての発表を広く募集したいと考えています。

皆様に是非、初秋の熊本を楽しんで頂きたいと存じます。多数のご参加をお待ちしております。

第35回Microwave Surgery研究会
会長 馬場 秀夫
熊本大学大学院生命科学研究部消化器外科学