謹啓

この度、第41回Microwave Surgery 研究会の会長を担当させていただくこととなりました。歴史と伝統のある本研究会を担当する機会をお与えいただき大変名誉に感じております。
エネルギーデバイスは外科領域だけでなく、様々な領域において使用されています。昨今の精緻な治療手技を施行するにあたり、低侵襲かつ治療効果を最大限に発揮するためにはエネルギーデバイスを有効活用することが必須となっています。薬物や医療機器の開発など、医療環境の進歩の中で、エネルギーデバイスも進化してきました。今回のテーマは「時代とともに進化するエネルギーデバイス」とさせていただきました。マイクロ波をはじめとするエネルギーデバイスが果たしてきた歴史を振り返るとともに次世代に継承する研究会にしたいと考えています。Microwave Surgery研究会が果たしてきた役割は非常に大きいものがあり、本研究会を担当することは身の引き締まる思いがいたします。最近はCovid-19感染のため、従来型の研究会は難しいですが、是非とも東海道と中山道の分岐点にあたります滋賀県草津市での開催を予定しています。浅学菲才の身ではございますがnew normal時代にふさわしい第41回Microwave Surgery 研究会になりますよう、皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

謹白

第41回Microwave Surgery研究会
会長　谷 眞至
（滋賀医科大学外科学講座 教授)